中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

イランの「ルック・イースト」政策から見る外交方針

No.R22-03 イランの「ルック・イースト」政策から見る外交方針

 2021年11月29日、核合意再建に向けたイラン・米間接協議が再開されましたが、本年3月に最終局面と言われながらも、現在まで妥結に至っていません。こうした中、イランは中露に接近する動きが顕著です。イランは国際情勢をどのように見ており、今後どのような外交を展開するのでしょうか。青木研究員がイランの立場から問題の背景を分析し、各位のご高覧に供します。


【目次】
1. はじめに:イランを取り巻く国際環境の変化
2. イラン外交の基本方針
(1)革命の成立と基本的な外交方針
(2)イラン外交を形作る諸要因
(3)「ルック・イースト」政策の変遷
3. 西側諸国との軋轢
(1)トランプ米政権による核合意離脱と「最大限の圧力」キャンペーン
(2)疲弊する財政
(3)核合意再建が難航
4. 「ルック・イースト」を越えた近隣外交重視への傾斜
(1)保守強硬派の台頭とライーシー政権の「均衡の取れた外交」政策
(2)進展するイラン・中国関係
(3)抑制的に接近するイラン・ロシア関係
5. 総括と今後の見通し:イラン外交の方向性


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