中東情報分析

中東分析レポート(会員限定)

イラン内外政の現在地 ――核交渉の現状とイラン内政動向を中心に――

No.R23-05 イラン内外政の現在地 ――核交渉の現状とイラン内政動向を中心に――

2022年後半から、イランは、ヒジャーブ強制着用への抗議デモ、最高指導者の健康不安説、及び、ロシア・ウクライナ戦争を巡る欧米との軋轢等により、先行きが不透明な状況に置かれていました。しかし、2023年3月のサウジアラビアとの関係正常化合意を受けて、イランを取り巻く状況が少しずつ好転しつつあるように見えます。2024年3月に次回議会選挙が控える中、イラン内外政の現在地について青木研究主幹が分析しましたので、各位のご高覧に供します。

【目次】
1. はじめに:イランを取り巻く現状の変化
2. JCPOA再建交渉の状況:継続するイラン・米国間接協議
(1)バイデン政権成立以降の交渉の推移
(2)JCPOA再建交渉の継続と次期米大統領選挙との関係
(3)イラン・米国間での、囚人交換及び凍結資産解除に関する交渉
3. イスラエルとの軍事衝突の可能性
(1)イスラエルの「イランの民兵」への攻撃と中央アジアとの関係強化
(2)域内関係再編の動き
4. ホルムズ海峡を巡る動向
(1)イラン・米国間の緊張の高まり
(2)イランによるタンカー拿捕、ホルムズ海峡封鎖のリスク評価
5. イランの内政・社会状況
(1)イラン内政動向:議会選挙・大統領選挙を巡る動き
(2)社会状況:ヒジャーブ着用取締りの強化
6. 結び


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